健康・その他
長時間の通勤・通学で頭が悪くなる!?
春から生活環境が変わり、ストレスを感じている方も多いと思います。
例えば、今までは徒歩で通学していたけど進学により電車通学になったなど、
大人の方は電車で毎朝通う事に慣れ、当たり前に感じると思います。
今回は「長時間の通勤通学のストレスは凄まじい!」という事についてまとめました。
日本の通勤・通学時間
日本人の平均通勤時間(片道)は40分で世界トップレベルの長さです。
ドイツ人、アメリカ人の平均は23分です。
ちなみに通勤通学時間は都市部の人ほど長くなる傾向があり、
大阪では通勤に1時間以上かかる人の割合は45.3%です。
通勤・通学にかかるストレス
通勤通学時間が長い事は想像以上に強烈で、片道20分長くなる事は給料が20%下がるのと同等のストレスと言われています。
そして最も脅威なのが満員電車です。
イギリスの心理学者デビット・ルイス氏の研究によると、満員電車に乗った際のストレスレベルは、戦地に派遣されたイギリス軍兵士よりも遥かに高かったそうです。
ストレスを感じると脳内でコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
このコルチゾールが多く分泌されるとイライラしたり、認知機能が下がって頭が悪くなったります。
そして仕事や勉強のパフォーマンスが下がります。
さらにドーパミンの働きがブロックされて、モチベーションの下がります。
他にも、
- 夫婦どちらかの通勤時間が45分を超えると、そうでない夫婦より離婚率が40%も高い
- 通勤時間の長さと肥満率は比例する
- 長時間通勤のストレスは年収が40%アップしても割に合わない
- シンプルに睡眠時間・余暇時間がガンガン減る
など多くのデメリットが研究や調査で報告されています。
とはいえ通勤時間を短くするには仕事や学校を変えるか、引っ越すしかありませんが、そう簡単にできることではありません。
対処法
そこでこんな方法をご紹介いたします。
ハーバードビジネススクールの研究によると、長時間通勤でもあまりストレスを感じず、脳の機能や仕事のパフォーマンスにもほとんど影響を受けない人達がいました。
そしてその人達には共通の思考パターンがありました。
それは
「通勤時間は様々な思考や作業ができる自分にとって有益な時間だよね!」
通勤通学時間はただ移動するだけでなく、本を読んだり今日起こりうる出来事、やる事について思考を整理する時間だと決めておくと、ストレスによるデメリットをかなり軽減できるかもしれませんので、ぜひお試してみて下さい。
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