健康・その他
インソール
インソールとは?
インソールとは簡単に言うと中敷きのことです。
二足直立歩行を行うヒトにとって、足と靴は身体を支持する土台の役割があります。この土台のわずかな変化が身体全体に大きな影響を与えることとなります。
こうしたことから、足と靴からなる身体の土台に変化を与えるものとして、近年、インソールは注目を浴びるようになりました。
4つの効果
1.緩衝効果
土踏まずのアーチ(図1)を作ることにより衝撃を分散させます。また、インソールそのもののクッションで衝撃から足を守ります。
・体重60㎏の人が歩いた場合、土の上では、1.5倍の90㎏が加わり、コンクリートは土の上の2.5倍も力が加わると言われています。
2.あおり歩行の効率を高める
あおり歩行を促すことでスムーズに歩行が行え、疲労しにくく下肢、身体への影響が最小限に抑えられます。
・あおり歩行とは(図2)のように足を外側から接地し内側に体重移動を行い、そして親指で蹴る。身体に余分な負担をかけない理想の歩行です。
3.ケガ予防
足のアライメントを正常に整えることで捻挫などの外傷やシンスプリント、ランナーズニーなどの障害も予防できます。
・扁平足ではシンスプリント、ランナーズニー、ハイアーチでは足の疲労骨折のリスクが高くなっています。
4.パフォーマンス力向上
足底にフィットさせることにより、足の力を最大限に発揮できます。
能力向上を求めるアスリートやプロのスポーツ選手などは、インソールへのこだわりも強いです。
インソールが必要な対応疾患
扁平足(へんぺいそく)
- ハイアーチ
- 外反母趾
- シンスプリント
- ランナーズニー
- 中足骨部痛
- 腓骨筋腱炎
- アキレス腱炎
- 踵部痛(シーバー病)
- 足底筋膜炎
etc 対応疾患含め他の症状でも気軽にご相談下さい。
インソールの寿命
ウォーキングレベル:1年~1年半
スポーツレベル:半年~9ヶ月
ランナーレベル:早くて500km~遅くて1000kmまで
※靴を履いた後、インソールのクッション性能が戻るまでに24~48時間要するので、毎日スポーツをされる方は、2足または3足程度の使い分けが良いといわれています。
このようなインソールは交換が必要です。
普通のインソールに見えるが、裏をみると厚みが全く無く、紙のようにぺらぺらでインソールの役目を果たしていない。
インソールが入っているが、使いすぎで、緩衝機能を低下させています。
このようなインソールを履き続けると、足の外傷や障害、また、身体への影響も及ばす可能性があります。
ですから、自分に合ったインソールや交換時期をしっかり把握し、ケガの予防を行いましょう。
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