トレーニング・回復
小学生(ジュニア期)のトレーニング
小学生のトレーニング
「小学生のトレーニングってどんなことをするの?」
「小学生のトレーニングは意味があるの?」
よく聞かれますが、小学生の頃から身につけるべきことはたくさんあります。
反対に小学生のうちに適切な運動能力や身体の使い方を身につけておかなければ、中学校、高校と運動レベルが高くなった時に周りとの差ができやすくなってしまいます。
もちろん個人差はありますが、1人1人の持っている最大限の力を上手に発揮するためにも、ジュニア期のトレーニングはとても大切なのです。
これはスキャモンの発育曲線といわれ、運動神経を含む「神経型」の発達が12歳ころまでにほぼ完了することを表します。
この時期に神経系を活発化させる運動を行うと効率も良く吸収も早く、運動の基礎、土台となる部分を早い段階から獲得する事ができます。
スポーツの基礎づくりが多面的であればあるほど、後の専門的なスポーツ動作を覚えるのも早いともいわれているのです。
【プレゴールデンエイジ(5~8歳)】
小学校低学年期は、集中力も長続きしにくく常に新しいものに興味が移っていくという特徴を持っています。これは、神経回路に様々な刺激を与え、神経系の配線をより多様に形成していくという自然欲求の表れです。こういった時期に多彩な身体運動を含む「遊び」を与える事で様々な動作が自然に身体の中に刻みこまれます。
【ゴールデンエイジ(9~12歳)】
小学校高学年期になると神経系の発達がほぼ完成に近づき、形成的にもやや安定し、動きの巧みさを身につけるのに最も適しています。この時期はあらゆる物事を短時間で覚える事のできる一生に一度訪れる貴重な時期で、巧緻性・安定性・敏捷性・柔軟性などのコーディネーショントレーニングを重視して行います。
コーディネーション能力とは?
7つの能力(リズム能力・バランス能力・連結能力・反応能力・変換能力・定位能力・識別能力)から構成されており、様々なスポーツ動作に関与する動作がこれらに含まれます。
1 リズム能力
リズム良く身体を動かす能力であり、目や耳からの情報を動きによって表現する『真似る能力』でもあります。あらゆるスポーツの上達(動作の習得)は、真似ることから入るのでどんな人にも欠かせない基本能力です。
2 バランス能力
全身のバランスを空中局面などのいかなる場合においても保てることや、崩れた体勢を素早く立て直すことを可能にする能力です。あらゆる運動の基礎となります。
3 連結能力
上半身、体幹、下半身をタイミングよくスムーズに無駄なく動かす能力です。
力加減やスピード調節によって動きをスムーズにする能力であり、フィギュアのジャンプや球技に必要な能力です。
4 反応能力
合図を素早く察知して正確な対応動作を可能にする能力です。
合図は陸上競技のピストル音などの聴覚だけではなく、視覚や触覚、筋感覚も含まれます。
5 変換能力
急に状況が変わり違う動きをしなければならない時に、条件に合った素早い動作の切り替えを可能にする能力です。フェイント動作の多い球技や格闘技などのスポーツには必須な能力です。
6 定位能力
味方や相手、ボールなど動いているものとの距離感をはかる能力です。(空間把握能力)
将来、アクロバティックな技術系や状況対応が求められるボールゲーム系の種目を目指すには欠かせない能力です。
7 識別能力
ボールやラケットなどの用具を精密に扱う能力です。また手足の動きを微調整する能力でもあります。
視覚とも密接な関係があり、手と目を微調整する場合の能力は、『HAND-EYE コーディネーション』と呼ばれます。
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